40代男の一人旅。夏の車中泊で避けては通れない永遠のテーマ、それは「暑さ対策」と、それに伴う「電源問題」ではないでしょうか。
日中の観光を終え、道の駅や公園などでようやく一息。さあ、ビールを開けてくつろごう!…と思っても、熱帯夜の車内では汗がダラダラ。快適な夜を過ごすためには、家庭用エアコンの存在が欠かせません。
しかし、エアコンを稼働させると襲ってくるのが「バッテリー残量への不安」です。サブバッテリーの残量を気にしながらでは、せっかくの自由な旅も心から楽しめませんよね。
このブログの読者の方なら、きっと共感してくれるはず。
今回は、そんな夏の電源問題を解決するために僕が試行錯誤の末にたどり着いた、現在の電源システムについて赤裸々にお話ししたいと思います。「快適な夏の車中泊」を追い求める、すべてのキャンピングカー乗りの参考になれば幸いです。
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夏の車中泊、立ちはだかる「電源問題」という名の壁
僕の相棒は、ナッツRVのクレア5.3X(ディーゼルエンジン)。こいつでの旅は本当に最高なんですが、夏の電力事情には正直、頭を悩ませてきました。
走行充電は「ハイパーエボリューションネオ」を搭載しており、快調な時は800W前後で充電してくれます。これはキャンピングカーとしてはかなり強力なシステムです。しかし、それでも夏の夜にエアコンを一晩中稼働させるとなると、消費電力に走行充電だけでは追い付かないのが現実なんです。

サブバッテリーだけを頼りにエアコンを使っていると、夜中に残量が気になって目が覚めてしまったり、翌日の天気が悪くてソーラー充電が見込めないと、使うのをためらってしまったり…。かといって、暑いからとエンジンをかけっぱなしにするのはマナー違反ですし、そもそも安眠できません。
このジレンマを解決すべく、僕が導入を決意したのが大容量のポータブル電源でした。
僕の出した答え。ポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro 3」という相棒
数あるポータブル電源の中から僕が選んだのは、エコフロー社の「DELTA Pro 3(デルタプロ3)」。なぜこれを選んだかと言うと、僕が求める条件を高いレベルで満たしてくれたからです。
- 圧倒的な大容量: まず何より、夏の夜にエアコンを一晩中、何の心配もなく動かせること。これが絶対条件でした。デルタプロ3の容量は、その要求を余裕でクリアしてくれました。
- 安全性の高いバッテリー: バッテリーの種類は「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しています。これは安全性が高く長寿命なのが特徴で、寝室にもなる車内に置くものだからこそ、安心感は何よりも優先したいポイントでした。
- 将来性を見据えた拡張性: 将来的にバッテリーを追加して容量を増やせる拡張性や、車中泊だけでなく災害時の家庭用バックアップ電源としても転用できる点も大きな魅力でした。
- 直感的に使えるスマホアプリ: スマホアプリが非常に優秀で、バッテリー残量や現在の充放電の状況、あと何時間使えるか、といった情報が一目でわかります。機械がそこまで得意でない僕でも直感的に操作できる手軽さは、使ってみて実感した大きなメリットです。
- 走行充電の強化オプション: そして、エコフローから別売りで出ている「オルタネーターチャージャー」を使える点も大きな魅力でした。これを導入すれば、走行中の充電効率を飛躍的に高めることができます。旅をしながら、もっと効率よく大容量バッテリーを充電できる。この可能性が、僕の旅のスタイルを根本から変えてくれると直感しました。
- EV充電対応という保険: 最後に、決め手の一つがEV充電ステーションから直接充電できる機能です。これは後ほど詳しく話しますが、「いざとなれば急速充電できる」という保険があるのは、長旅をする上で絶大な安心感につながりました。
これらの理由から、僕の相棒としてデルタプロ3を迎えることに決めたのです。
そして僕はこのデルタプロ3を、思い切って「エアコン専用電源」として割り切って使っています。リアベッド下に設置した本体から直接延長コードをエアコンにつなぎ、車体のサブバッテリーとは完全に独立したシステムを構築しました。これで、心置きなく快適な夜を過ごせるようになったわけです。


デルタプロ3本体はクレアの広大なリアベッド下収納に置き、走行中はオプションで付けておいた100Vコンセントから充電しています。



ただ、この運用には一つ工夫が必要でした。問題は、停車中に電子レンジのような大きな電力を使いたい時です。デルタプロ3は充電しながら接続した機器へ電気を送る「パススルー充電」に対応しているのですが、この「デルタプロ3への充電」と「エアコンへの給電」に加え「電子レンジのような大きな電力」が同時に発生すると、僕のクレアのインバーター容量を超えてしまう恐れがあったんです。
そのため、電子レンジ使用時には一時的にデルタプロ3への充電とエアコンへのパススルー給電をストップする必要があります(デルタプロ3でエアコンを動かすだけという独立した状態)。とはいえ、そのたびにリアベッド下の収納まで行って100Vコンセントを抜き差しするのは、正直言って現実的ではありません(奥の方にあるため外からアクセスする必要があります)。
そこで考えたのが、物理的な「切り替えスイッチ」の増設です。デルタプロ3につながる100Vコンセントの間にスイッチをかませて、キッチン周りからスイッチ一つで給電を完全にオン・オフできるようにDIYしました。

最近流行りのSwitchBot(スイッチボット)のようなスマートデバイスで遠隔操作する手も考えたのですが、やはり調理中などにサッと操作できる物理スイッチの確実性を優先しました。この一手間が、日々の使い勝手を驚くほど良くしてくれたんです(実際は円形のスイッチを足で踏みます)。

新たなる課題と、次なる一手
デルタプロ3の導入で、夏の夜は天国のように快適になりました。しかし、物事はそう単純ではありません。新たな課題、それは「日中の電力マネジメント」です。
頼りの走行充電は約800W。この限られた電力を、車両のサブバッテリーとポータブル電源(デルタプロ3)のどちらに優先して充電させるか、常に考えながら走る必要が出てきました。インバーターのオン・オフで充電先をコントロールするのですが、これが意外と忙しい。
両方のバッテリー残量を見ながら、「よし、今はサブを優先」「次はポタ電だ」と判断する。このやりくりも旅の醍醐味ではありますが、正直、走行充電だけでは消費電力に充電が追いつかず、旅が数日に及ぶと徐々に全体の蓄電量は減っていきます(大容量を貯められても走行充電が日々の利用する電力よりも少なければ徐々に残量も減っていきます)。
そんな時の「最後の砦」が、選んだ理由の一つにも挙げた、イオンなどのショッピングモールにあるEV充電設備です。エネチェンジなどのアプリを使えば手軽に充電できるので非常に重宝していますが、これにも弱点が。充電のためには、どうしても1時間前後の停車時間が必要になり、旅のスケジュールが充電場所に縛られてしまうのです。「あそこの観光地に行きたいけど、先に充電しないと…」なんてこともしばしば。

もっと自由に、もっと気ままに旅をしたい。その思いが、次なるカスタムへと僕を突き動かしました。
本日のまとめ
夏のキャンピングカー旅において、エアコンを気兼ねなく使うためには、車両のサブバッテリーとは別に「EcoFlow DELTA Pro 3」のような大容量ポータブル電源を持つことが、僕にとっては一つの最適解でした。その理由は、大容量で安全性が高く、いざという時にはEV充電もできるという、まさに僕の要求を満たすスペックだったからです。
しかし、その運用には「日中の充電マネジメント」や、最終手段としての「EV充電施設への依存」という、新たな課題も生まれています。
この旅の自由度をさらに高めるための次なる一手として、僕は「エコフロー オルタネーターチャージャー」の導入を計画しています。これは、車の発電機から直接、効率よくポータブル電源に充電できるという優れもの。これが実現すれば、EV充電に頼る頻度も減り、本当の意味で「自由な旅」が手に入るはず…。
オルタネーターチャージャー導入後のレビューも、またこのブログで詳しくお伝えできればと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
それでは、また次の旅でお会いしましょう。
Google Gemini で調査してもらった資料
以下はGoogle GeminiでDeep Researchしたものをインフォグラフィックにしてもらった資料です。ん~最近のAIはすごいですねぇ!
EcoFlow DELTA Pro 3
妥協なき電力自由化。
現代のキャンピングカーは、もはや単なる移動手段ではありません。EcoFlow DELTA Pro 3は、旅先でも自宅と変わらない快適な電化生活を実現する、究極の電源ソリューションです。
圧倒的なバッテリー容量
高出力(AC定格)
LFPバッテリー長寿命サイクル
性能の核心
DELTA Pro 3は、単に大容量なだけではありません。その心臓部には、安全性、長寿命、そして静粛性を実現する最先端技術が詰まっています。
驚異の長寿命と安全性
LFPバッテリーは4,000回以上の充放電後も初期容量の80%以上を維持。これは毎日使っても10年以上に相当する驚異的な耐久性です。
あらゆる家電を、気兼ねなく。
定格3,600W、サージ7,200Wの出力で、消費電力の大きな家電も同時に稼働可能。夏の夜のエアコンも、朝のコーヒーも、もう我慢する必要はありません。
家庭用エアコン (500W)
約8時間以上の連続稼働が可能
電子レンジ (1000W)
累計3時間以上の使用に相当
コーヒーメーカー (800W)
電子レンジと同時使用もOK
充電の革命
DELTA Pro 3最大の強みは、その比類なき充電エコシステムにあります。移動中ですら、驚異的な速さでエネルギーを補充し、真のオフグリッドを実現します。
⚡️
EVステーション充電
3,600W
わずか65分で80%まで充電
🚗
オルタネーター充電
800W
走行中に高速充電
☀️
ソーラー充電
2,600W
大規模ソーラー入力対応
🔌
AC充電 (200V)
3,000W
🔥
発電機
対応
🚬
シガーソケット
対応
競合製品との比較
市場には多くの選択肢がありますが、DELTA Pro 3はキャンピングカー利用に重要な指標の「総合的なバランス」で明確な優位性を示します。
総合性能バランス比較
※各項目の最大値を100%として、相対的に性能を評価しています。「価格」と「重量」は数値が小さいほど高評価となります。
詳細スペック一覧
特徴 | EcoFlow DELTA Pro 3 | Jackery 5000 Plus | ALLPOWERS R3500 |
---|---|---|---|
容量 (Wh) | 4,096 | 5,040 | 3,168 |
出力 (W) | 3,600 | 6,000 | 3,200 |
サイクル寿命 | 4000+ | 4000 | 3500+ |
オルタネーター充電 | あり (800W) | なし | なし |
EVステーション充電 | あり (3.6kW) | なし | あり |
重量 (kg) | 51.5 | 60 | 42 |
価格 (参考) | ****** | ****** | ****** |
論理的な結論
高性能にはトレードオフが伴います。しかし、その価値を理解すれば、DELTA Pro 3がなぜ究極の選択肢なのかが見えてきます。
メリット:再定義される自由
- ✓比類なき性能: エアコンを含むあらゆる家電を動かす力。
- ✓革命的な充電: 移動時間を充電時間に変え、電源サイトへの依存を断ち切る。
- ✓長期的な投資価値: 10年以上の寿命と5年保証で、初期コストを償却。
- ✓生活の質: 図書館レベルの静けさと、真のUPS機能による安心感。
デメリット:許容すべきトレードオフ
- ⚠️重量とサイズ (51.5kg): クラス最高の性能を得るための必然的な対価。大型車両向け。
- ⚠️初期費用: 高価だが、長期的な節約と二重の用途(家庭バックアップ)で価値を分散。
評決:予算が許すなら、これ一択。
EcoFlow DELTA Pro 3は、単なるポータブル電源ではありません。それは、性能、充電速度、長期的な信頼性を最もバランス良く統合した、モバイル電源エコシステムです。快適性と利便性に一切の妥協を許さないユーザーにとって、これは論理的かつ決定的な選択肢です。