サウナ&車中泊の総合満足度:★★★☆☆ この組み合わせは想像通り
2025年7月某日
40代、男一人。家族を埼玉に残し、キャンピングカーに夢と少しの寂しさを詰め込んで、北の大地北海道を目指す旅が始まりました。今回の相棒は、茨城の大洗港から苫小牧港を結ぶ「さんふらわあ ふらの」。長い船旅ですが、この船にはなんとサウナがあるというじゃないですか。これはもう、サウナーとして体験しないわけにはいきません。登山こそお休みですが、サウナと車中泊(今回は船中泊?)の旅、いざ開幕です!

さんふらわあ ふらの(展望浴場)
満足度:★★★☆☆ 想像通り 料金:乗船料に込み

サウナ
94℃を示す温度計。カラッとしたドライサウナで、じんわりと汗が噴き出してきます。テレビもBGMもなく、あるのは静けさと、時折聞こえる船のエンジン音だけ。窓の外に目をやれば、どこまでも続く大海原。こんなロケーションで汗をかけるなんて、最高の贅沢だと思いませんか?日常の喧騒から解き放たれ、自分と向き合うには最高の環境です。ただ、夜(私が入ったのは夕食後の21時前後)は元気な子供たちの声で賑やかになることも(子供なので仕方ないですが、サウナに出たり入ったりしますし、お風呂でも楽しそうにはしゃいでました)。静かに蒸されたい方は、朝の時間帯(AM6:30~)が狙い目ですよ。
水風呂
残念ながら、水風呂はありません。サウナ好きとしては正直、物足りなさを感じてしまうポイントです。しかし、そこは工夫次第。シャワーの冷水を浴びれば、火照った体をキュッと引き締めることができます。水風呂がないからダメ、と切り捨てるのはまだ早い。この非日常感そのものを楽しむのが、旅の醍醐味ですから。
休憩所
こちらも専用の休憩椅子(ととのい椅子)はありません。ですが、洗い場の椅子に腰かけ、シャワーを浴びながらクールダウン。目の前の窓からは、夕日に染まる海(私は見てないですが)や、朝日に染まる海が広がります。これもまた一興。脱衣所にはウォーターサーバーが設置されているので、水分補給は万全です。サウナ施設としては物足りないかもしれませんが、「フェリーでサウナに入る」という特別な体験は、一度味わってみる価値アリです。
さんふらわあ ふらの
満足度:★★★☆☆ 想像通り 料金:乗船料に込み

トイレ
客室の中か、船内のトイレを利用します。清掃が行き届いており、とても清潔。船旅で気になるトイレ問題も、これなら安心です。
駐車場
今回は「車中泊」ではなく、車両甲板にキャンピングカーを停めて客室で眠る「船中泊」。一度駐車したら、航行中は車に戻ることはできません。なので、必要な荷物はすべて事前に客室に持ち込む必要があります。明日の着替えは持ったか?各種無駄な電源はオフにしたかなど指差し確認は必須です。
本日のまとめ
いよいよ始まった、40代男一人の北海道サウナ旅。その幕開けは、まさかの海上サウナでした。完璧なサウナとは言えないけれど、大海原を眺めながら汗をかくという体験は、何物にも代えがたい思い出になりました。水風呂がなくても、ととのい椅子がなくても、工夫次第で心はととのう。旅は始まったばかり。明日はついに北海道に上陸です。どんなサウナと出会えるのか、期待に胸が膨らみます。