サウナ&車中泊の総合満足度:★★★★☆ この組み合わせはお勧めできる!
2025年7月某日
小樽を後にし、キャンピングカーは羊蹄山の麓へ。蝦夷富士とも呼ばれる美しい山の姿に、思わず車を停めて見入ってしまいます。今回の旅では登山はお預けですが、いつか必ず登りたい。そんな思いを新たにしました。さて、今夜の目的地は「京極温泉」。そして、名水の郷として知られる「道の駅 名水の郷きょうごく」。この組み合わせが、私のサウナ観を揺るがすほどの衝撃を与えてくれました。
京極温泉 京極ふれあい交流センター
満足度:★★★★☆ お勧めできる! 料金:大人 600円

サウナ
温度は100℃。しっかりとした熱さのドライサウナで、気持ちよく発汗できます。テレビがあり、常連さんたちが楽しそうに会話している、和やかな雰囲気。旅人にも優しく、居心地の悪さは全くありません。このパワフルなサウナだけでも十分満足ですが、本当の主役は別にいました。
水風呂
スタッフさん曰く、なんと水温は11.9℃!羊蹄山の雪解け水がもたらす、天然のチラー(冷却装置)です。サウナで熱しきった体をこの水風呂に沈めた瞬間、脳天を突き抜けるような衝撃が走りました。冷たい、というより、もはや痛い。しかし、この痛みが不思議と快感に変わっていくのです。一気に体が引き締まり、血が巡り、細胞の一つ一つが覚醒していく感覚。水風呂の重要性を、これほどまでに思い知らされたことはありません。
休憩所
内湯に4席のととのい椅子が用意されています。水風呂から出て、この椅子に座って目を閉じると、今まで体験したことのないような深い「ととのい」が訪れました。ぐわんぐわんと世界が揺れるような感覚。これです、これを求めて私は旅をしているんです。雪国だから外気浴スペースを作るのが難しいのは分かります。でも、この水風呂があれば、そんなことは些細な問題に思えてきます。
道の駅 名水の郷きょうごく
満足度:★★★☆☆ 想像通り 料金:無料

トイレ
トイレの建物は少し古めですが、清掃はされています。ただ、ドアを開閉するたびにアブなどの虫が入ってくるのは、自然豊かな場所ならではのご愛敬でしょうか。虫が苦手な方は少し覚悟が必要かもしれません。



駐車場
広大な駐車場ですが、完全にフラットな場所は意外と少ないです。トイレの近くはトラックが多く、エンジン音が気になることも。少し離れると静かですが、今度はトイレまでが遠くなり、夜はかなり暗いので一長一短。平日でしたが20台以上の車中泊車両がいて、人気の高さがうかがえました。

本日のまとめ
サウナの主役は、サウナ室だけじゃない。水風呂が、ここまでサウナ体験の質を引き上げるものなのかと、心の底から感動した一日でした。「京極温泉」の11.9℃の水風呂は、間違いなく今回の旅のハイライトの一つ。40代の体にガツンと活を入れてくれる、最高のサウナでした。車中泊場所は完璧とは言えませんが、このサウナを味わえるなら十分です。ああ、またあの水風呂に入りたい…。