サウナ&車中泊の総合満足度:★★★☆☆ この組み合わせは想像通り
2025年5月某日、群馬から長野へとキャンピングカーを走らせました。前日の「まえばし赤城」での快適なサウナ&車中泊の余韻に浸りつつ、今日はどんな出会いがあるのかと心が躍ります。40代になると、新しい場所へ行くワクワク感は若い頃と変わりませんが、そこに「癒し」や「静けさ」を求める度合いが強くなる気がします。そんな思いを抱えながら、信州の「布引温泉 御牧乃湯」と、併設されている「道の駅 みまき」を目指しました。
4月の筑波山で足首を負傷し、現在も完治していないためしばらく登山は我慢。そのため、しばらくはサウナ+車中泊のコンビネーションで記事を作成していきます!

布引温泉 御牧乃湯:レトロな雰囲気と独特のローカルルールが光るサウナ
料金:大人 650円
東御市にある「布引温泉 御牧乃湯」は、地元の方々に長年親しまれているような、どこか懐かしい雰囲気の日帰り温泉施設です。派手さはありませんが、それがまた良い味を出しています。

サウナ室 サウナ室の温度は88℃と、じっくりと汗をかける優しい温度設定。テレビはなく、静かに瞑想するもよし、自分の呼吸に集中するもよし。ただ、少し独特なローカルルールがあり、サウナ室を出る際には、「備え付けのタオルで床に落ちた自分の汗を拭き取る」のがマナーのようです。これは他の施設ではあまり見かけないルールですが、皆が気持ちよく利用するための知恵なのでしょう。郷に入っては郷に従え、ですね。
水風呂 水風呂の温度は21℃と、こちらも比較的マイルドな設定。個人的にはもう少しキリッと冷たい方が好みではありますが、これはこれでゆっくりと体をクールダウンできます。サウナ初心者の方や、冷たすぎる水風呂が苦手な方にはちょうど良いかもしれません。
休憩スペース 休憩スペースには椅子が4席ほど。窓からは信州の山々や空が望め、まずまずの景色です。ただ、飲み水が用意されていないため、事前に用意しておくか、館内の自販機を利用する必要があります。この点は少し残念でした。施設全体として年季が入っている印象は否めませんが、清掃はされており、不快感はありません。
「ととのった!」という強烈な感覚よりも、じんわりと体が温まり、リラックスできたという印象のサウナでした。派手さはないけれど、地元に根付いた素朴な温かさが感じられる、そんな施設です。
公式HP:布引温泉 御牧乃湯
道の駅 みまき:浅間サンライン沿い、眺望と利便性を兼ね備えた車中泊スポット
料金:無料
「布引温泉 御牧乃湯」に併設されている「道の駅 みまき」。温泉から上がってすぐに車中泊できるのは、本当に楽で助かります。



駐車場 駐車場は2か所に分かれており、合計でおそらく数十台は停められる広さがあり、キャンピングカーでも余裕を持って駐車できます。道路沿いにありますが、夜間は交通量もそれほど多くなく、比較的静かに過ごせました。ただ、場所によっては若干の傾斜があるので、寝心地を気にする方は慎重に場所を選ぶ必要がありそうです。今回はトイレがある方の駐車場で車中泊することに。大型トラックも数台停まっていましたが、トイレの近くに停めれば、エンジンの音などはそれほど気になりませんでした(涼しかったので、もしかしたら夜はアイドリングしていなかったかもしれません)。なお、近くに川が流れており、小さな滝のようになっているところからも音が届きます。これを考えてもやはりトイレの近くがベストポジションになると思います。
トイレ トイレは中規模ながら新しく、清潔に保たれていました。ただ、夜間に利用した際、照明に誘われてか、小さな虫が少し見受けられました。自然豊かな場所なので、ある程度は仕方ないかもしれません。気になる方は虫除け対策をしておくと良いでしょう。


その他 平日の夜でしたが、10台以上の車が車中泊をしており、ここも人気のスポットのようです。周囲には田園風景が広がり、遠くには山々も望めるため、朝の目覚めは気持ちが良いです。40代の一人旅では、こうした何気ない風景にも心が癒されます。
「布引温泉 御牧乃湯」の素朴なサウナと、「道の駅 みまき」の開放的な雰囲気は、まさに想像通りの組み合わせ。強烈なインパクトはないものの、旅の途中に立ち寄ってホッと一息つくには良い場所だと感じました。信州の風を感じながら、穏やかな夜を過ごすことができました。
公式HP:道の駅 みまき